ヘンリク・シェリング『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲』
(ロンドン交響楽団、指揮 ハンス・シュミット=イッセルシュテット、1965年7月、Ph)
「この音楽の偉大さを聴くたびに納得させてくれるのはシェリング=イッセルシュテット盤である。ベートーヴェンの楽譜を余すところなく〈音〉で語り尽くし、しかも、恣意的な表情は一切付け加えられていない。自然体の凄さと言うべきであろう。」(後掲書125頁[中野])
びんわ注 後掲書125頁では、本録音は1973年と記されているが、1965年の誤りと思われる。
ヘンリク・シェリング『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「スプリング」、第9番「クロイツェル」』
(P アルトゥール・ルービンシュタイン、1958年12月、RCA)
「(ベートーヴェンの)青年期の傑作《スプリング》と壮年期の名作《クロイツェル》をカップリングしたCDのうち、面白いのはクレーメル=アルゲリッチ〔G〕、ムター=オーキス〔G〕であるが、スタンダードは老巧ルービンシュタインと若き日のシェリングが組んだ1枚であろう。巨匠ルービンシュタインが俊英シェリングの才能を世に問う目的で企画した録音と言われているが、ルービンシュタイン自身がピアニストの宮澤明子に、『このレコードを繰り返し聴いて勉強しなさい。ここには<室内楽>の全てが刻み込まれています』と語ったという。世紀の名ピアニストの自信作でもある。」(後掲書138頁[中野])
宇野功芳・中野雄・福島章恭『クラシックCDの名盤』(文春新書)より該当箇所を引用しました。
引用に際して、漢数字を英数字に直しました(例、一枚→1枚)。
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